文学研究科 プレFDプロジェクト(2014年度後期) (文学研究科ODによる連続公開ゼミナールとその検討会)
文学研究科 プレFDプロジェクトとは
文学研究科プレFDプロジェクトは、FD研究検討委員会と文学研究科が共同で主催する文学研究科のオーバードクター(OD)のための体系的な研修プログラムです。ODによるリレー講義形式のゼミナールとその検討会を中心として、事前研修会・事後研修会によって構成されています。 具体的には、全ての授業を公開とし、毎回の授業終了後20分程度の授業検討会を行います。一人の講師は2回以上の授業を行い、自分の授業が無い時には他の講師の授業を参観、検討会への参加という形でゼミナールに参加します。全ての授業が終了後事後研修会を行い、自分自身の教育活動を振り返る作業を行います。なお、このプロジェクトの企画・運営は、高等教育研究開発推進センターの協力のもと行われています。
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2014年度実施体制
水谷 雅彦(統括コーディネーター) 田窪 行則(行動・環境文化学系コーディネーター) 氣多 雅子(哲学基礎文化学系コーディネーター) 児玉 聡(哲学基礎文化学系コーディネーター) 永井 和(基礎現代文化学系コーディネーター) 伊勢田哲治(基礎現代文化学系コーディネーター) 安井 大輔(教務補佐,行動・環境文化学系) 赤嶺 宏介(教務補佐,哲学基礎文化学系) 佐金 武(教務補佐,基礎現代文化学系) 飯吉 透(高等教育研究開発推進センター長) 松下 佳代(高等教育研究開発推進センター教授) 田口 真奈(高等教育研究開発推進センター准教授) 田中 一孝(高等教育研究開発推進センター特定助教)昨年度を振り返って
■統括コーディネーターから
昨年に引き続き今年も総括コーディネーターを務めさせていただいた。とはいえ、昨年同様、私自身がしたことはほとんどない。各系のコーディネーターのみなさんと優秀な教務補佐員たちが運営の実質を担い、わたしはもっぱら勤務表の管理だけをさせていただいていた。今年度は年度途中でその教務補佐員の一人が都合により降板することになったが、これについても急遽経験者に交代していただくことができ、大きな問題は生じなかった。関係するみなさんのご協力に感謝したい。 プレFDも5年を経て、過去の参加者の就職の話を聞くことも多くなった。「プレFDの経験が就職後役に立った」「面接の際にプレFDについて聞かれた」「教務補佐員をやっていたことが就職の決め手になった」など、このプロジェクトに参加したことがプラスに働いたという声を聞くたびに、いろいろ苦労がありつつもこのプロジェクトを続けてきてよかったと思う。 本プロジェクトは4年目までは本部からの援助を得て開催されてきたが、今年度からは援助が打ち切られ、文学研究科の内部の資金だけでやりくりしている。文学研究科自体の予算も削減される中でも今後もなんとか続けられるよう、このプロジェクトの意義について内外に広く訴えていければと思う。
2014年度後期講義リスト
10月23日10月30日 | 松谷 実のり | 移住と労働の社会学 |
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11月6日 11月13日 |
石野 誠也 | 1.電気生理学的実験手法 2.神経細胞の情報符号化と脳部位間ネットワーク |
11月20日 11月27日 |
岩﨑 純衣 | 動物の「内省的能力」を探る(1,2)―比較認知研究からのアプローチ |
12月4日12月11日 | 中園 智晶 | Brain-Machine-Interfaceをもちいた脳内情報表現の解析(1,2)―脳科学でこころは操作出来るか? |
10月2日10月9日10月16日 | 太田 和則 | プラトンの世界観―「洞窟の比喩」を読む |
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10月23日 10月30日 11月6日 |
太田 紘史 | 道徳心理学入門 |
11月13日 11月20日11月27日 |
根無 一行 | 現代フランス現象学と宗教 |
12月4日 12月11日12月18日 |
梅野 宏樹 | なぜ何も無いのではなく、むしろ何かがあるのか?―「存在の謎」入門 |
12月25日 1月8日 |
南 翔一朗 | 近代ヨーロッパにおける理性と信仰 |
1月15日 | 後期のまとめ |
10月2日10月9日10月16日 | 大西 勇喜謙 | 科学的実在論論争入門 |
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10月23日 10月30日11月6日 |
岡内 一樹 | 森林からみる現代社会の歴史 |
11月13日 11月20日11月27日 |
中山 俊 | フランスにおける文化遺産の保護 |
12月4日12月11日12月18日 | パク ミギョン | 妖怪と視覚文化 |
12月25日1月8日1月15日 | 柿本 真代 | 児童雑誌と子どもの近代 |
問い合わせ:学務部教務企画課教育企画掛
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