教育制度委員会は、教育担当理事、各研究科・専門職大学院等の教授、国際高等教育院の教授、教育推進・学生支援部長などによって構成され、①学部教育及び大学院教育に係る制度、②学位、③教育の質保証、④FD、⑤その他全学の教育に関する重要なことについて調査・検討する組織です。

FD専門委員会は、このうちFD（文部科学省の定義では「大学の教育の内容及び方法の改善を図るための教員の組織的な研修等」をさす）を中心に所掌しています。具体的には、①全学FDの企画及び実施に関すること、②各部局が実施するFDの総括に関すること、③その他FDに関することを担当しており、教育制度委員会の委員数名とその他教育担当理事が必要と認める者によって構成されています。

従来、FD研究検討委員会が行ってきたFD活動の多くは、FD専門委員会と、その活動を支援してきた高等教育研究開発推進センター及び教育推進・学生支援部に引き継がれています。2019年度のFD専門委員会では、FDの「4分の3規定」（近年、競争的資金の獲得において、FD 活動に参加した専任教員 の割合が4 分の 3 以上であることが求められるようになったこと）などを受けて、部局間のFDの連携のあり方などが議論されました。今後、FD活動を複数の部局合同で開催するなどの取り組みを通じて、教育改善のエンジンとなることが期待されます。