新任教員教育セミナー(2016.9.1開催)

テーマ4「講義科目でおこなうアクティブラーニング型授業」」

  • 事例紹介:溝上 慎一 教授(高等教育研究開発推進センター)
  • ファシリテータ:福田 宗太郎 特定研究員(高等教育研究開発推進センター)

 18名が参加した本セッションでは、アクティブラーニング(以下、AL)型授業についてグループワークを挟みながら講義が行われました。ディスカッションの原則を学生に周知することの大切さが強調され、ALの背景・定義が説明されました。実践のポイントとしては「ワークシート」「小テスト」の活用が挙げられ、桐蔭学園のAL導入についての動画視聴が行われました。ALを導入するためには実際に見て体験することが重要だと講義を通じて強調され、3人1組でメモ2分、共有2分のワークが「授業をおこなう上で、問題だと感じている点」などについて行われました。最後に「今日学んだこと・考えたこと」について同様のワークをした上で無作為に選ばれた2名が発表しました。質疑応答では、アクティブな部分の評価について毎回の課題や出席点、中間テスト、最終的にはレポートで評価をすると回答がなされたほか、単位制度の実質化に関して予習復習をしない学生が多いことなどが指摘されました。