新任教員教育セミナー(2016.9.1開催)

テーマ2「研究室をどう運営するか」

  • 事例紹介:宮野 公樹 准教授(学際融合教育研究推進センター)
  • ファシリテータ:奥本 素子 特定准教授(高等教育研究開発推進センター)

 分科会2では 学際融合教育研究推進センターの宮野公樹准教授が研究室運営というテーマで話され、35名の参加者がありました。

 様々なタイプの学生、教員が所属する研究室は小さな組織です。その組織を統一的に運営するためには、まず教員側から自分たちの研究室、そしてそこに所属する学生について理解する必要がある、と宮野先生は話されました。

 例えば、宮野先生は、あるおとなしい学生のリーダーになりたいという夢を知って以来、彼に研究室活動と彼の目標を絡めて指導することで、その学生がみるみる成長していったという体験をしたそうです。学生の自発的な研究室参加を促すためには、上からの目標設定ではなく、学生自身の目標と研究室活動を関連付けることが重要である、と宮野先生は語られました。

 参加者からは実際にうまく運営されている研究室の事例についての質問が上がり、宮野先生からは、学生たちで教え合う環境が生まれている研究室の事例が紹介され、研究室運営では組織力を生かす視点も必要であることが語られました。