新任教員教育セミナー(2012.9.7開催)

グループ5「困難を抱えた学生に向き合うには」

  • 報告者: 長谷部 高広 特定助教(理学研究科)
  • 事例紹介: 上床 輝久 助教(健康科学センター)
  • ファシリテータ: 半澤 礼之 特定助教(高等教育研究開発推進センター)

 グループ5の議論の内容について簡単にご報告したいと思います。専門の先生方がおられましたので、最初に簡単に一般的なこと、学生が罹りやすいと思われる症例についてお話をしていただきました。その中で重要なポイントとの一つとしてあげられたのは、学内にはカウンセラーや精神科医の先生方が待機されているので、教員は問題を抱えているであろう学生に対しては最小限の取り組みを行うことで十分であって、そのあとは専門家に任せたほうが良いということです。教員が無理をして色々やりすぎず、それぞれの専門性にあわせて役割分担を行うことが大事だということです。

 その後、各先生方の経験を踏まえて質疑応答や議論がありました。幾つかご紹介させて頂きます。例えば教員が学生のためにと考えて厳しく指導することがあった時に、指導された学生がそれを嫌がって、パワハラだと感じてしまうということもあり得ると思われます。そのような事態を防ぐためにも、何人かの先生方と協力してチームで学生指導にあたったり、日常生活の中で信頼関係を築いておいたりといった対応が必要になるかもしれません。学生指導に関しては、教員の人格が問われることが多いと思われます。従って、それも仕事の中の重要な点であると考えて、日ごろから努力することが大事ではないかと個人的に思います。報告は以上で終わります。

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セミナーの映像は、京都大学OCWでご覧頂けます。
下記URLより、どうぞご覧ください。

https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/center-for-the-promotion-of-excellence-in-higher-jp/03

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