文学研究科 プレFDプロジェクト(2013年度前期) (文学研究科ODによる連続公開ゼミナールとその検討会)
文学研究科 プレFDプロジェクトとは
文学研究科プレFDプロジェクトは、FD研究検討委員会と文学研究科が共同で主催する文学研究科のオーバードクター(OD)のための体系的な研修プログラムです。ODによるリレー講義形式のゼミナールとその検討会を中心として、事前研修会・事後研修会によって構成されています。 具体的には、全ての授業を公開とし、毎回の授業終了後20分程度の授業検討会を行います。一人の講師は2回以上の授業を行い、自分の授業が無い時には他の講師の授業を参観、検討会への参加という形でゼミナールに参加します。全ての授業が終了後事後研修会を行い、自分自身の教育活動を振り返る作業を行います。なお、このプロジェクトの企画・運営は、高等教育研究開発推進センターの協力のもと行われています。

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未来の大学教員を育てる京大文学部・プレFDの挑戦(Amazonで見る) 出版社:勁草書房 発売日:2013/03/28 単行本:260ページ 定価 :3,200円 |
2013年度実施体制
伊勢田哲治(統括コーディネーター) 櫻井 芳雄(行動・環境文化学系コーディネーター) 福谷 茂(哲学基礎文化学系コーディネーター) 氣多 雅子(哲学基礎文化学系コーディネーター) 伊藤 和行(基礎現代文化学系) 永井 和(基礎現代文化学系) 小城 拓理(教務補佐,行動・環境文化学系) 田林 千尋(教務補佐,哲学基礎文化学系) 佐金 武(教務補佐,基礎現代文化学系) 大塚 雄作(FD研究検討委員会委員長・高等教育研究開発推進センター長) 松下 佳代(高等教育研究開発推進センター教授) 田口 真奈(高等教育研究開発推進センター准教授) 田中 一孝(高等教育研究開発推進センター特定助教)昨年度を振り返って
■統括コーディネーターから

2012年度も一年間プレFDをつつがなく行うことができた。このプロジェクトも4年目となり、ノウハウも十分に蓄積されて、すっかり安定してきた観がある。おかげで統括コーディネーターの私も大変楽をさせていただいた。もちろん、それは、このプロジェクトを支えた各系のコーディネーターの方々、教務補佐員のみなさん、プレFDプログラムに参加して研鑽されたODのみなさん、貴重なフィードバックをくれた学部生のみなさん、すべてのご協力があってのことである。感謝の意を表したい。このプログラムの将来だが、実は決して明るいとは言えない。京都大学全体の予算が縮小し、文学研究科も緊縮財政を迫られる中で、こうしたプロジェクトのための経費を捻出し続けることは容易ではない。しかし、実際に授業や事後検討会に参加してみて思うのは、当初想像していた以上にこのプロジェクトが参加者に大きな効果をもたらしているということである。現在の規模で続けていくことは難しいかもしれないが、何らかの形で継続的にこの取り組みが続くことを願ってやまない。
2013年度前期講義リスト
4月11日4月18日4月25日5月9日 | 赤嶺 宏介 | 「入門」と「オリエンテーション」:カントによる哲学案内 |
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5月16日5月23日5月30日6月6日 | 山田 貴裕 | 意味論的実在論論争 |
6月13日6月20日6月27日 | 君嶋 泰明 | ハイデガー哲学入門―その初期の歩みから「存在と時間」まで |
7月4日 7月11日7月18日 |
太田 裕信 | 京都学派と哲学 |
7月25日 | 前期のまとめ |
4月11日4月18日4月25日 | 佐藤 夏希 | アメリカ社会とヒスパニック |
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5月9日 5月16日5月23日 |
中尾 央 | 科学的総合の歴史と哲学 |
5月30日6月6日6月13日 | 大西 勇喜謙 | 科学的実在論論争入門 |
6月20日6月27日7月4日 | 吉川 絢子 | 植民地朝鮮における離婚訴訟 |
7月11日7月18日7月25日 | 田林 千尋 | 近代日本における歌謡研究について |
問い合わせ:学務部教務企画課教育企画掛
TEL 075-753-2430 (内線2430) FAX 075-753-2485 (内線2485)
E-mail ksui-kkikaku-kyom02-[at]-maiI2.adm.kyoto-u.ac.jp
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